前回に引き続きパールのお話です。
パールを大きく分類すると本真珠、淡水真珠、模造真珠に分けることが出来ます。
今回は模造真珠について詳しく説明致します。
模造真珠とはガラス玉、プラスチック玉、貝玉を原材料とし、それにパールエッセンス(真珠貝や太刀魚から抽出した成分の事)を数回反復塗布したものをいいます。
塗布すると全て同じようなパールになるのでは?と思いますが、それぞれの玉の材質を活かしており、同じ白色でもよく見ると若干の違いが出てきます。
光沢があり、他のパールと比べると重みがあるのが特徴。ガラス玉に塗装している為、表面も美しくキメが細かいです。
天然の貝殻を削り、加工した貝玉を用いて作られているので適度な重みもあり、他の模造真珠と比べると一番本真珠に近いものになります。
光沢が少なくて軽く本真珠との違いは明白ですが、汗や傷に強い為、ラフに普段使い出来るメリットがあります。
他にもコットンパールといった、綿を圧縮して作られたとても軽いパールもあったりと様々な種類があります。
模造、という言葉が付いてはいますが、本物の真珠と大差ない輝きを放つものも多くありますので、用途に合わせて使用していただければ、と思います。
次回は本真珠を解説させて頂きます。